伯方島とマクロビオティック

2017年2月1日 by salthouse
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先日、ソルトハウスで念願のマクロビオテッィク料理教室をついに開催することができました。

来るべき上昇の春に向けて、新居浜から講師の先生をお迎えし、素敵なマクロビメニューのレシピを教わり、みんなで試食しました。マクロビ料理で身も心もすっきりデトックスして爽やかな春を迎えたいところです。

【メニュー】

押し麦のサラダ

グルテン唐揚げ

ワカメ出汁のスープ

蒸し野菜

雪鍋

抹茶プリン

酒粕とナッツのデザート餃子の皮添え

 

ちなみにマクロビオティック(通称マクロビ)とは、明治時代の医師・石塚左玄の食養運動を基に、昭和の初め頃に桜沢如一により考案された、食養法です。「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」の三大理念を柱に持ち、食養だけではなくマクロビ生活全般に東洋医学の思想が深く根付いています。

そして、じつはマクロビは伯方島にも深いつながりがあるのですよ〜。というのも、桜沢如一の側近だった菅本フジ子先生は、マクロビ的観点から自然塩存続運動をされており、その中からあの伯方の塩が生まれたからです!(ちなみに私自身もその昔マクロビにどっぷりはまってお年を召した菅本フジ子先生の自然食品店&料理教室に足繁く通っていた時期があり、当時は先生が自然塩の運動をされていたことを知らなかったものの、時を経て今ごろ伯方島に移住して伯方の塩本社の近くにいることを思うと、とっても感慨深いものがあります。。)それにしても自然塩存続運動の趣旨を読むと、非常に菅本先生らしくて、なんだか恥ずかしいような懐かしいような感慨深さを覚えますなぁ。

伯方島とマクロビ・・・これは何かのご縁かもしれません♪

 

**************** 以下「伯方の塩のHPより抜粋〜

「伯方の塩」の誕生。それは自然塩存続運動から始まった。

運動時の様子
運動時の様子

1971(昭和46)年、私たち日本人が永年親しんできた塩田塩が「塩業近代化臨時措置法」の成立で全面的になくなり、塩化ナトリウム99%以上の過精製塩=イオン交換膜製塩が出回ることになりました。それに対し、不安を抱いた松山市在住の有志が自然塩存続運動を起こしました。

自然塩存続運動とは、故・菅本フジ子さん(日本自然塩普及会永世会長)を中心とし消費者であった松山市在住の有志たちが、塩田を廃止してイオン交換膜製塩に転換することに対し警鐘を鳴らし続けていた故・西本友康氏の指導を受け、塩田塩を残すために始めた運動なのです。各方面の方々の協力を得て、5万人の署名を集め、国会、関係省庁へ請願をしました。

自然塩存続運動の趣旨

  1. 食物は自然に近い方が良い。化学薬品を使い、化学薬品のように純化された過精製のイオン塩を食用に強制する必然性は全くない。人畜への安全性も確かめられていない状態で世界に先駆けて急ぐ必要はない。
  2. 生命維持に関する基本食料の選択の自由を奪うのは基本的人権の侵害である。

運動の結果、生産上の制約はありましたが、1973(昭和48)年6 月、塩専売公社より自由販売塩として製造を託されました。 これが現在の「伯方の塩」です。